2015年7月22日水曜日

アルフォースブイドラモン

アルフォースブイドラモン
 このゲームのバランスブレーカー要因の一つ、サポートスキルの神速を持つロイヤルナイツの一体。自分も含め、このサポートスキルにほとほと呆れ果てたプレイヤーも多いのではないだろうか。その対策の仕様が無い効果から、どんなパーティにも組み込みやすく、低ランカーから高ランカーまで、よく見られるデジモン。

 本来サポートスキル・神速は、ストーリーモードを楽に攻略できるように用意されたものだと思うのだが、対人戦ではバランスブレイカーになる。神速を持つデジモンをスタメンにすると、神速を持つデジモンのみならず、戦闘開始時に1体につき、自分デジモン全てが行動してから相手が行動できるようになる。1体いれば3回、2体いれば6回、3体いれば9回行動できるようになる。
 そのため、相手に神速持ちデジモンが複数いると、相手のターンで神速3ターン×1分×神速持ちデジモンの数だけ時間を取られることになる。そのため、30分の時間制限のある対人戦では、巻き返しを図ろうにも体制を立て直すのに時間が取られすぎて、相手パーティを倒し切るのは、ほぼ不可能ではないだろうか。一手最長30秒くらいで回させないと時間的にも厳しい。

 スタメンで出せば相手のパーティーに合わせて、行動できるようになるので、相性が良ければそのまま完封できるし、相性が悪くても自分のデジモンを変えたりと、兎に角ぶっ壊れっぷりがひどい。必ず先手で動けるため、各種状態異常攻撃を仕掛けたり、ステータスを複数回変化させたりといった戦い方が出来る。
 お互いワクチン、データ、ウィルス種の3種族同士で相手アルフォースブイドラモンパーティと対峙すると、初手でスタメンは大抵1体耐えきれるかどうかで、そこから巻き返すのは至難の業。パーフェクトリバイブで回復しても、こちらはSPを無駄に消費し、素早さが遅いデジモンがスタメンの場合には、復活してもまた相手の行動に移ってしまうことも珍しくはない。

 この神速は、全デジモン中、このアルフォースブイドラモンと、完全体エアロブイドラモンの2体のみ。消費メモリ14と低めのエアロブイドラモンも、神速を持っているため、バランス破壊に拍車をかけている。一体このサポートスキルを考えた人間の思考回路はどうなってるのか、正気を疑っちゃうね。神速持ちのデジモンだけが動けるというなら可愛い物だが、チーム全員は明らかにやりすぎだろう。
 なお、神速持ちを2体揃えなくても、同じくぶっ壊れ系のメタルガルルモンが2体脇にいれば、平均以下の素早さを持つデジモン相手には、2回以上行動できる。
素早さ系パーティで組む場合は、メタルガルルモンを採用している場合が多いので、覚悟しておいた方がいい。
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 ステータスは、HPと攻撃力、素早さが高い一方、防御力、知力は低いので、打たれ弱くはある。
風属性のため、電気属性必殺技を持つデータ種デジモンがいないため、3倍ダメージを受けることは少ない。しかし、防御も知力も低いため、データ種の必殺技でクリティカルが発生した場合などには、1撃で倒されることもしばしば有るかと思う。

 必殺技は、風属性単体物理攻撃のアルフォースセイバー(威力:65×2)に加え、七大魔王をはじめ、多くのウィルス種究極体に3倍のダメージを叩きだす、光属性全体物理攻撃のシャイニングVフォース(威力:100)の2つを有する。シャイニングVフォースは、必中で素早さ10%UPという2つのおまけつきで、使用するごとに素早さが上昇する。

 覚えるスキルは、風属性の最高クラスのスキルを覚えるが、必殺技が優秀なため、それほど必要性は感じないだろう。覚えさせるなら、やはり状態異常スキルやステータス変化系のオンパレードだろうか。

 長々書いてしまったが、アルフォースブイドラモンは、対戦のセオリーとしては、ずば抜けてアドバンテージが高い。なので、調整されることは無いとは思うが、もし調整されるようなことが有れば、多少アルフォースブイドラモンのステータスを上げても、神速持ちのデジモンだけが先手で動ける様にするのが無難かなとは思う。それでも必ず先手を取れるなら十分なメリットだろう。ただ、それだと強くてはじめからをクリアするのは厳しくなるか。

 余談だが、相互に神速を持ちがいる場合どうなるのか試してみようと思ったのだが、ネット上にしか相手がいない自分は対戦成立には至っていない。結果、自分は対人戦では、神速持ちデジモンを使用したことが無いため、上記評価は使用される側に回っての物になる。
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