エアロブイドラモンの場合は、消費メモリを8節約して神速を使えるのがポイント。スタメン要員として採用して、相手のパーティによって戦略を変えるのが定石で、対人戦でも見る機会は多いだろう。
この「神速」を持つデジモンをスタメンにすると、「神速」を持つデジモンのみならず、戦闘開始時に1体につき、自分デジモン全てが行動してから相手が行動できるようになる。
1体いれば3回、2体いれば6回、3体いれば9回行動できるようになる正にバランスブレイカー。相手のターンが長いこと続くので、出されると何ターンも傍観に徹するしかない。
また、神速3ターン×1分×神速持ちデジモンの数だけ時間を取られるので、30分の時間制限のある対人戦では、巻き返しを図ろうにも体制を立て直すのに時間が取られすぎて、相手パーティを倒し切るのは、ほぼ不可能ではないだろうか。一手最長30秒くらいで回させないと時間的にも厳しい。
必ず先手で動けるため、各種状態異常攻撃を仕掛けたり、ステータスを複数回変化させたりといった戦い方が出来る。
この神速をもつデジモンは、全デジモン中、アルフォースブイドラモンと、エアロブイドラモンの2体のみで、消費メモリ14と低めのエアロブイドラモンも、神速を持っているため、バランス破壊に拍車をかけている。
一体このサポートスキルを考えた人間の思考回路はどうなってるのか、正気を疑う程。神速持ちのデジモンだけが動けるというなら可愛い物だが、チーム全員は明らかにやりすぎだろう。なお、神速持ちを2体揃えなくても、同じくぶっ壊れ系のメタルガルルモンが2体脇にいれば、平均以下の素早さを持つデジモン相手には、2回以上行動できる。
素早さ系パーティで組む場合は、メタルガルルモンを採用している場合が多いので、覚悟しておいた方がいい。
風属性なので、電気属性必殺技による3倍ダメージを受ける心配はあまりない。スロット数もアルフォースブイドラモンと同じ1つなので、必殺技とステータス以外は同じ様な戦い方になる。
必殺技のドラゴンインパルス(威力:115)は、風属性単体物理攻撃の純粋な攻撃。地面属性はそれほど数が多くはなく、ウィルス種の完全体・究極体に限っては、ワーガルルモン(黒)、タイタモンとメタルエテモンしかいないため、あまり需要は無い属性の必殺技になる。
覚えるスキルは、風属性と光属性の単体物理攻撃スキルの他に、補助系スキルも覚える。ただ、相手に神速持ちがいない限り、先手を必ず取れるので、状態異常攻撃や、ステータス上昇スキルで、アドバンテージを一気に確保するのが定石か。